先日、元養護教諭の先生が「七十歳になっても、母親に支配されて生きている人がいるのよ」と教えてくれました。いくつになっても母親という存在は大切で難儀なものです。そこで、今回は母親について書いてみたいと思います。ユング心理学では、母という要素には二面性があり、一つには子どもを慈しんで育む力、もう一つは子どもを束縛し、のみこんで破滅させてしまう恐ろしい力があるとされています。母のイメージは、あらゆる物…
[連載]隣る人
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エッセイ『隣る人』【第14回】仲 律子
中2の息子が、ある投稿にいいねを押すのを目にした。その内容は「母親に死ねと言ってしまった。」というもの。私はそれを…
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エッセイ『隣る人』【第13回】仲 律子
”家族”から自由になればラクに生きられるのになあ…家族という形態を重要視する日本。それにがんじがらめにされて…
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エッセイ『隣る人』【第12回】仲 律子
「100人の友だちができるといいな〜」ではなく「友だちは一人で十分、一人の半分でも十分」な『一箇半箇』
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エッセイ『隣る人』【第11回】仲 律子
子どもが泣いたり間違えたりすると、親は自分を責めるけど…私たちは、産んで初めて親になる、「初心者マークの親」なのだから…
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エッセイ『隣る人』【第10回】仲 律子
児童養護施設「光の子どもの家」の施設長の菅原哲男さんの講演を聞いて心に残った言葉「隣(とな)る人」
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エッセイ『隣る人』【第9回】仲 律子
文学作品にも出てくる葉が冬でも青く(!?)「冬青」と書いて「ソヨゴ」と読む木
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エッセイ『隣る人』【第8回】仲 律子
子どもにも大人にも情緒に必要な心の発達はお母さんのような「安心感」
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エッセイ『隣る人』【第7回】仲 律子
算数の天才は計算ができない!?子育て中のお母さんが悩む子どもの発達は十人十色
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エッセイ『隣る人』【第6回】仲 律子
心が深く傷ついて動けないあなた、あきらめないで!愛する人と巡り会えるその日まで
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エッセイ『隣る人』【第5回】仲 律子
「忘れられるものなら忘れてみなさい」瞳の奥で眠っていた約束…
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エッセイ『隣る人』【第4回】仲 律子
「見える」ものは沢山あるが、「見る」のは自分が見たいものだけ
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エッセイ『隣る人』【第3回】仲 律子
「死ぬ瞬間本当に幸せな脳波が流れる」...死に際に見える光景とは
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エッセイ『隣る人』【第2回】仲 律子
「人はこうやって亡くなっていくんだな」母の穏やかな最期に考えたこと
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エッセイ『隣る人』【新連載】仲 律子
「みなさんは雨がお好きですか?」親子の愛情にも似た雨の話