【前回の記事を読む】女扱いされるくらいなら「いっそボコボコに殴られたかった」卒業式当日。僕はウキウキした気持ちで目が覚めた。ブレザーを着ることが嬉しかった。袖を通して鏡の前に立つ時に村瀬の顔が浮かんだ。早く会いたかった。学校へ登校する時はとてもドキドキした。なぜならみんなの反応が気になって仕方なかったからだ。僕はいろいろなことを想像した。シーンと静まり返ってしまったらどうしよう。案外、賑やかな中…
[連載]レインボー
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エッセイ『レインボー』【第15回】横関 ハル
“好きな格好”で臨んだ卒業式。教室に入ると一斉に注目され…
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エッセイ『レインボー』【第14回】横関 ハル
女扱いされるくらいなら「いっそボコボコに殴られたかった」
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エッセイ『レインボー』【第13回】横関 ハル
修学旅行の入浴は拷問…「男子の前で裸の方がまだマシ」
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エッセイ『レインボー』【第12回】横関 ハル
「女の子だから、そんな食べ方はダメ!」に納得がいかない理由
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エッセイ『レインボー』【第11回】横関 ハル
性同一性障害の苦悩「生理が来てもナプキンをつけなかった」
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エッセイ『レインボー』【第10回】横関 ハル
性同一性障害の児童に突きつけられた現実「僕が女子だということが証明されてしまう」
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エッセイ『レインボー』【第9回】横関 ハル
性同一性障害の元女性が語る「小学4年生の時に好きだった子」
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エッセイ『レインボー』【第8回】横関 ハル
性同一性障害の元女性が語る…小学生時代のイジメ・盗み・初恋
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エッセイ『レインボー』【第8回】横関 ハル
仲間外れにされないために…小学生「僕」の地獄のような日々
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エッセイ『レインボー』【第7回】横関 ハル
自分の性別への消えない違和感…小学生の「僕」の小さな悩み
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エッセイ『レインボー』【第6回】横関 ハル
「恵子ちゃん、それは男の子の役」性同一性障害の幼稚園児は…
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エッセイ『レインボー』【第5回】横関 ハル
元女性「僕は不思議に思いながら自分の股間を眺めていた」
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エッセイ『レインボー』【第4回】横関 ハル
男性になった元女性の初デート!…衝撃の告白に「知ってた」!?
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エッセイ『レインボー』【第3回】横関 ハル
僕の性別は男性に変更となった…「全く後悔していない」
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エッセイ『レインボー』【第2回】横関 ハル
僕が「子宮卵巣摘出術」と「乳腺摘出術」を受けたときの話
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エッセイ『レインボー』【新連載】横関 ハル
「人格が悲しみとともに消えていった」性転換手術、その先に…