「調停員ではなく、建築設計業務の方に聞けばよろしいと思います」「いや、ですから私たちは専門家でないし、根拠をと言われてもわからないので、専門家に相談するようにと。しかし、これから誰にどのようにするとか、そういう進め方になるけど、それを双方が了解するとか、いろいろと話し合っていかないと……」事務的に進めていた中村弁護士は取り乱していた。目まぐるしく展開が変わり、話すことも見透かされ、お手上げ状態で…
[連載]空模様
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小説『空模様』【最終回】熊谷 章文
村長を辞めろ!でなければ警察に刑事事件として告訴します
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小説『空模様』【第15回】熊谷 章文
損害賠償請求で村長を提訴するも…右往左往する調停員に唖然
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小説『空模様』【第14回】熊谷 章文
村の未来のため…村を相手に「損害賠償請求で提訴」を決意
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小説『空模様』【第13回】熊谷 章文
賄賂に脱税…次々発覚する「関係者の不祥事」に唖然
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小説『空模様』【第12回】熊谷 章文
村に横行する官製談合…真実を知った村長がとった驚きの行動
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小説『空模様』【第11回】熊谷 章文
私は自分勝手なのか…苦悩の末、逮捕を覚悟で「不正」を提訴
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小説『空模様』【第10回】熊谷 章文
よりよい阿智村のため…議会議員に宛てた「公開質問状」の内容
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小説『空模様』【第9回】熊谷 章文
資料館の建設予定地で見つかった「歴史資料」に一同驚愕
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小説『空模様』【第8回】熊谷 章文
「資料館はつくらせない」村長とホテル会長の密約を知り…
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小説『空模様』【第7回】熊谷 章文
呆れるほどの虫のよさ…不正にまみれた新村長、驚きの言動
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小説『空模様』【第6回】熊谷 章文
村長「新聞に出すのを止めてくれないか?」不正の手口に唖然
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小説『空模様』【第5回】熊谷 章文
「観光事業」が不正の温床に…私腹を肥やす悪人達の手口に驚愕
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小説『空模様』【第4回】熊谷 章文
贈収賄の噂が絶えない新村長、不正の限りを尽くす
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小説『空模様』【第3回】熊谷 章文
速すぎる報道に驚愕…誰が父を失脚させようとしているのか
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小説『空模様』【第2回】熊谷 章文
自損事故なのか、それとも…父を襲った「突然の悲劇」
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小説『空模様』【新連載】熊谷 章文
日本一の星が見られる園原「三種の神器」は確かにあった。