シドニーでの生活費や学費は、石神井の自宅の家賃と父親からの仕送りで何とか賄まかなえそうだ。現地の生活に馴染なじむために、彩さんはシドニー市内でバイトすることも考えていた。大塚夫人は、術後の回復も順調で抗ガン剤の投与も必要なく、経過観察となった。こうして、大塚家三人のそれぞれの新しい生活が始まろうとしていた。これから先、三人がどうなるのか、三人に何が起きるかは、誰にもわからない。ただ一つ、はっき…
[連載]心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【最終回】まつなが みつる
シドニーへ旅立った彩さんから音沙汰なく、腑抜けになった僕…
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【第11回】まつなが みつる
彩さんの外国留学が決まり、夏休み中は英語漬けの毎日…
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【第10回】まつなが みつる
「ねえ、キスしてくれない?」そう彩さんに迫られた僕は…
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【第9回】まつなが みつる
雨脚が強まる土曜日の夜、僕は彩さんの部屋で寝ることに…
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【第8回】まつなが みつる
大塚夫人の入院が決まり、僕は彩さんの家に泊まることに…
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【第7回】まつなが みつる
「あんたにまだ言ってないことがあるんだ」大塚家の複雑な事情…
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【第6回】まつなが みつる
「ガンとか何かだったら、ヤバイよね。」彩さんに対し僕は…
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【第5回】まつなが みつる
「帰らないで、帰りたくない!」彩さんにそう言われて僕は…
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【第4回】まつなが みつる
「なんかウチ、生まれてこなければよかったな」彩の言葉に…
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【第3回】まつなが みつる
僕は、いきなりの中学生らしくない質問にどきっとした。
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【第2回】まつなが みつる
彩さんと奥さんを助けてあげる気持ちでがんばってくれないかな
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小説『心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~』【新連載】まつなが みつる
僕が大学入学後すぐに始めた家庭教師先の家庭は複雑で…