【11】上杉の話を聞きながら、宮神は少し苛立ってきた。自分がテーマとして追いかけてきた食肉業界が、地球環境を汚す元凶だと言われているかのように感じたからだ。「ベジタリアンに利があるのはわかった。しかし、食肉業界の人たちだって食い扶持がなくなったら困るだろう」「すまん、お前を批判したいわけじゃないし、ベジタリアンになれと強要するつもりもない。今後の食肉業界の雇用問題が重要なのもわかってる。でもな、…
[連載]AMBITION 2050
-
小説『AMBITION 2050』【最終回】宮澤 公廣
お前なら、もっとでかい仕事ができる
-
小説『AMBITION 2050』【第34回】宮澤 公廣
犬は可愛がるのにどうして家畜を食べているのか
-
小説『AMBITION 2050』【第33回】宮澤 公廣
市井の人々の信頼よりも、利益の追求に重きを置く業者がまだいた
-
小説『AMBITION 2050』【第32回】宮澤 公廣
パリで印象的だったのは、やはりペットの糞です
-
小説『AMBITION 2050』【第31回】宮澤 公廣
未来を担う子どもたち
-
小説『AMBITION 2050』【第30回】宮澤 公廣
捨てる神あれば拾う神あり
-
小説『AMBITION 2050』【第29回】宮澤 公廣
世も末だな
-
小説『AMBITION 2050』【第28回】宮澤 公廣
特ダネを摑んだという昂揚感
-
小説『AMBITION 2050』【第27回】宮澤 公廣
下手したらパニックになる
-
小説『AMBITION 2050』【第26回】宮澤 公廣
ここ二、三日、水道水がくさくてよ。
-
小説『AMBITION 2050』【第25回】宮澤 公廣
この告発は、実名でさせてもらう
-
小説『AMBITION 2050』【第24回】宮澤 公廣
うちの取引先がこの倉庫で食品偽装をしとる
-
小説『AMBITION 2050』【第23回】宮澤 公廣
あの発表があってから牛肉を食うのが怖なったわ
-
小説『AMBITION 2050』【第22回】宮澤 公廣
ニーズを満たす“ウォンツ”の重要性
-
小説『AMBITION 2050』【第21回】宮澤 公廣
記者としては失格かもしれない
-
小説『AMBITION 2050』【第20回】宮澤 公廣
記者さん? もう情報が伝わっているの?
-
小説『AMBITION 2050』【第19回】宮澤 公廣
糸を引かない納豆などあるのでしょうか
-
小説『AMBITION 2050』【第18回】宮澤 公廣
新興宗教団体の信者たちによる衝撃的な事件
-
小説『AMBITION 2050』【第17回】宮澤 公廣
せっかくの酒がまずくなる
-
小説『AMBITION 2050』【第16回】宮澤 公廣
仕事は楽しくて稼げるのがいい
- 1
- 2