【前回の記事を読む】「実は、どうも雪女の話によく似た出来事があったらしいんだ、お前の父方の家系にも」――小泉八雲の雪女の話をしていると…「何、なんかヤッベー感じなんだけど」「実はな、お前のお父さんには双子の兄がいたんだよ。徹也くんの母親の直子(なおこ)さんはもともと華奢(きゃしゃ)な質だったが、お産が重くて双子を産んだすぐ後で亡くなった。双子のうち兄のほうも駄目だった……」「そんなことがあったの…
[連載]ハロー、わたし!
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小説『ハロー、わたし!』【第9回】澤 幸希
実は僕の親族の男性が次々に“雪”にまつわる死を迎えていた。それは“雪女”の呪いによるらしい。僕も例外ではないのでは……?
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小説『ハロー、わたし!』【第8回】澤 幸希
「実は、どうも雪女の話によく似た出来事があったらしいんだ、お前の父方の家系にも」――小泉八雲の雪女の話をしていると…
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小説『ハロー、わたし!』【第7回】澤 幸希
小泉八雲が創り出した「雪女」のイメージは妖怪は妖怪でも美しい黒髪の女の人って感じで…
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小説『ハロー、わたし!』【第6回】澤 幸希
有紀ちゃんが亡くなったなんて…。僕はあまりのことに頭の芯が痺れて冷たくなり、胸の中が一気に空っぽになった
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小説『ハロー、わたし!』【第5回】澤 幸希
眩しいほど綺麗な女の子だ。彼女以外の女の子を好きになるなんてありえない、と確信した。
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小説『ハロー、わたし!』【第4回】澤 幸希
「あっ、危ない!」モデル級美人を乗せた馬が、何を思ったかいきなり馬場の水溜まりで横になり彼女は転落しそうに...
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小説『ハロー、わたし!』【第3回】澤 幸希
オーナーは相当骨太な人だ。あばらが浮いて見えるほど痩せこけた馬をかわいがり、連れ帰るために高校中退までして…
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小説『ハロー、わたし!』【第2回】澤 幸希
イルミネーションを見てはしゃいでいるカップルを尻目に、彼女のいない僕はおよそロマンチックとは程遠い場所へ…
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小説『ハロー、わたし!』【新連載】澤 幸希
クリスマスイブ。一緒に過ごす彼女もなく、予定のない僕に母親からある頼み事をされ…