バルカン半島東部では、マケドニアのアンティゴノス・ゴナタスが支配力を保ち、その海軍力によって前3世紀にはエーゲ海で活躍しました。マケドニアの支配権を確立したゴナタスは、ギリシア本土への進出を図り、アテネ・スパルタが起こした反マケドニア蜂起であるクレモニデス戦争(前267〜前261年頃)を制して勢力を拡大しました。しかし、これに対抗して、ギリシアでは都市や民族の軍事連合がさらに発展しました。前3世…
[連載]ギリシアの遺跡を訪ねて
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エッセイ『ギリシアの遺跡を訪ねて』【第5回】荻田 譲二
数々の伝統ある建築が立ち並ぶ要害の地、アテネ。岩肌に刻まれた、後期石器時代から続く人々の居住の跡。
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エッセイ『ギリシアの遺跡を訪ねて』【第4回】荻田 譲二
マケドニア軍が東のパンジャブまで侵攻する驚異的な征服を行ったアレクサンドロス大王
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エッセイ『ギリシアの遺跡を訪ねて』【第3回】荻田 譲二
アルカイック時代の到来。その遺構は今日もギリシア人の富と芸術性の高まりを雄弁に物語る。
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エッセイ『ギリシアの遺跡を訪ねて』【第2回】荻田 譲二
ペロポネソス半島ミケーネの竪穴式墓では複数の死者が金のデスマスクなどで覆われて豪華な副葬品と共に埋葬
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エッセイ『ギリシアの遺跡を訪ねて』【新連載】荻田 譲二
現代ギリシアは喧噪と楽天的でバイタリティ溢れる自由で陽気なギリシア人だらけ!?