そして「高天原」の訓注は「〈天〉字が〈アメ〉でなく〈アマ〉をあらわすことを示し、その直前の〈高〉字のあらわす〈タカ〉と結合して両者で〈タカマ〉をあらわすものと受け取るわけであり、この解釈はこんにちに至るまでうけつがれている」との認識を示したうえで、「このような背景があるにも拘らず、この訓注は〈天〉字を〈アマ〉と読むよう指示しているのは、〈たかまのはら〉と短縮せず、〈アマ〉の言葉を残すことの伝承者…
[連載]日本神話における「高天原」とは何か!?
-
歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第5回】松浦 明博
高天原は、「タカマノハラ」?「タカアマノハラ」?語構造が示す正しい読み方
-
歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第4回】松浦 明博
『古事記』の文脈から訓注の意味や性格を把握。訓注の多くが上巻に集中している点を重視
-
歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第3回】松浦 明博
なぜ「高天原」は「たかまがはら」と呼ばれるに至ったか?訓注を読み解いて謎を解け!
-
歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第2回】松浦 明博
平成13年度の扶桑社版『新しい歴史教科書』で「日本神話」が戦後初見開きコラムなど4頁にわたって歴史教科書に記載される。以後平成27年度中学校歴史教科書全社が日本神話に関して大・小コラムで説明
-
歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【新連載】松浦 明博
『古事記』に登場する「高天原」の読みは「たかまがはら」でいいのだろうか?