【前回の記事を読む】なぜ『高天原』の読み方は分かれたのか――『たかまのはら・たかあまはら』の背景「記紀神話」における「高天原」の表記は、『古事記』において計10回にわたり登場する。上巻に限られてはいるが、日本神話の核心部分、すなわち、天地初発(あめつちしょはつ)、国生み、二神の誓約(うけひ)、日神の天岩戸隠れ、国譲り、天孫降臨等、最も劇的かつ重要な役割を占めている。「高天原」の語句の重要性や特殊…
[連載]日本神話における「高天原」とは何か!?
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【最終回】松浦 明博
神の住む天上国? それとも為政者による虚像? 「高天原」に宿る信仰と創造の原点
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第11回】松浦 明博
なぜ『高天原』の読み方は分かれたのか――『たかまのはら・たかあまはら』の背景
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第10回】松浦 明博
聖なる世界としての高天原は「たかあまはら」、あるいは「たかあまのはら」と読むのが自然である
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第9回】松浦 明博
「長雨」は、「ながあめ」とも「ながめ」とも読む。「あ」が消える法則を辿ると、見えてくるのは......
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第8回】松浦 明博
日本神話における「高天原」とは何か。――「たかまがはら」と読むのは間違い!? 「たか あまはら」の研究事例と考察
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第7回】松浦 明博
さらに吉田は高天原が延喜式の祝詞にも多く使われていることに着目した。そこから得られる論拠とは?
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第6回】松浦 明博
吉田は、『古事記』が、古伝説とともに当時亡んでいた、あるいは亡びつつあった古語を保存している点に注目した。
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第5回】松浦 明博
高天原は、「タカマノハラ」?「タカアマノハラ」?語構造が示す正しい読み方
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第4回】松浦 明博
『古事記』の文脈から訓注の意味や性格を把握。訓注の多くが上巻に集中している点を重視
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第3回】松浦 明博
なぜ「高天原」は「たかまがはら」と呼ばれるに至ったか?訓注を読み解いて謎を解け!
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第2回】松浦 明博
平成13年度の扶桑社版『新しい歴史教科書』で「日本神話」が戦後初見開きコラムなど4頁にわたって歴史教科書に記載される。以後平成27年度中学校歴史教科書全社が日本神話に関して大・小コラムで説明
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【新連載】松浦 明博
『古事記』に登場する「高天原」の読みは「たかまがはら」でいいのだろうか?