第7節 心中と浄土信仰こうして、『平家物語』において、小宰相(こざいしょう)は、一の谷で戦死した夫の平通盛(みちもり)を追って「必ず一つ蓮に」と願い「南無」と唱える声ともに入水自殺したし、『太平記』では武士たちやその妻子たちが「南無阿弥陀仏」を唱えて集団自殺した。中世から昭和まで続いた説教節の『刈萱(かるかや)』では一族離散の家族も最後には浄土で再会を果たす。さらに室町期の物語では男色と同性愛に…
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