3中川営業部長から昨日のノートが晴美の机の上に置かれていた。晴美はノートを開けた。中川営業部長の感想が赤ペンで書かれていた。報告書を出さなくてはならないのは正社員の晴美一人だ。会社はそれなりに彼女に期待しているのが痛いほど胸にずっしりと伝わってくる。〈多賀料理店を攻めよ〉とひと言書かれている。晴美もそう思う。昨日手応えがあったのはそこだけであったからだ。だが、あの緊張は何だろう。店長はタウン誌『…
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