玉島を歩く レトロな商店街 歴史民俗海洋資料館

2006(平成18)年12月17日、いつものように夫と出かけてきました。

倉敷市玉島の古い商店街を訪ねてみました。まずは中国銀行のそばの市営駐車場へ車を止めました。1時間100円のコインの駐車場。歩き出して、商店街へ入ると……古い建物が目に付きました。旅館のようでした。

港の奥にある水門。水面にはゴミが浮いていますが、このたたずまい、古くてなんだか懐かしい雰囲気。映画のロケがあったみたいです。

なるほど、『ALWAYS 三丁目の夕日』のムードです。水門を越えて、通町(とおりまち)商店街の入り口。パチンコ屋の看板には「思ひ出」。旧仮名遣いに注目です。

通町商店街へ入ると、結構幅が広い通りで、洋品店、餅屋さん、理髪店、自転車屋さん、洋菓子屋さん、呉服屋さんなどなど業種も様々な商店がびっしりと立ち並んでいました。

その中の1軒、呉服屋さんは、私の大学時代の親友の実家でした。子供たちはみんな故郷を離れて、無人になっています。

商店街を突っ切ったところにがっちりした石垣のある倉庫がありました。行きには気付かなかった鋳物の円柱型の赤いポストが2ヵ所にあるのを発見。これってロケ用だったのかもしれません。

通町商店街とは直角に交わる通りに出てきました。中国銀行のそばの市営駐車場に帰って駐車料金を見ると、1時間以内だったので100円でした。安いです。

実は、トイレに行きたくなって、商店街では見つからず、車で探していたら、偶然児童館に併設されている歴史民俗海洋資料館というのが目に付き、トイレを借りるつもりで入りました。

入ってみると、昔義父が会社から持ち帰った仕事をするのに使っていた計算機と同じものが展示されていて、夫は懐かしそうでした。

展示されていた、住友重機製作の船舶のエンジンの模型の一部。シリンダーの部分に夫の会社の製品が使われていたそうです。