藤吉郎は、目を閉じて美濃攻略から岐阜城移転、光秀が台頭しはじめた頃のことを思い出していた。小牧城天守の軍議後、信頼厚い藤吉郎と同じくして、好敵手となる様相を強めていた光秀も天守滞在時間が増えていた。それは、信長が、光秀に逢った日から光秀に重きを置いていた証しでもあった。永年仕えてきた藤吉郎は、光秀の脅威をひしひしと感じていたが今日も天守で信長との会話を弾ませる藤吉郎がいた。「さて、殿は今からなに…
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