【前回の記事を読む】空腹を楽しんで創ってみよう!沖ヨガの驚きの効果とは?

わざと食べ忘れ

この言葉は、和歌山太陽ヨガの創設者、故平井謙次先生がお創りになった言葉です。平井先生は10歳の頃、障害1級の心臓病を患い、病院から生命の保証がないと宣告された方です。しかし、平井先生は、沖聖師に師事され、断食と少食、深い瞑想生活で、生命のバランスをとって人生を歩まれたのです。

その69歳の生涯において、断食を1800日以上、行じられました。さらに、会社経営と並行して、玄米、自然食、年中裸のヨガの理念を取り入れた太陽保育園を創設され、心身共に強い子供たちを育てるという願いをこめて、幼児教育にお力を注がれたのです。

平井先生は、『人間は他のことはド忘れするのに、食事は忘れないから、わざと食べ忘れて、少食にしなければいけない! 他人の分まで食べたらアカン!』といつもおっしゃっていました。

過食癖のある私にはとても耳の痛い話でしたが、少食や断食を続けてみると、体も心も軽く、頭もすっきりとし、よく眠ることができました。今も時々は過食ぎみになることもありますが、そんなときは次の食事を「わざと食べ忘れる」ようにして、バランス調整しております。おかげ様で、71歳を超えても、精力的に、仕事を続けられております。