俳句・短歌 四季 2022.01.13 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第88回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 腰痛(ようつう)で意外と痛い鍼治療(はりちりょう) 効果不思議と思う程有る 五月(ごがつ)の日緑風(りょくふう)香り雲間より 希望輝く愛の太陽 目の前を素早く過よぎり燕飛び 元気を出してと励まし貰う
エッセイ 『大人の恋愛ピックアップ』 【第48回】 Happy Navigator 那美 私が妊娠する少し前から、夫の会社同僚の若い女の子がよくうちに遊びに来ていた。ただの同僚だと思っていたけれど… 夫とは、私の会社の同僚の友人という形で知り合い、1年半のお付き合いの後、結婚しました。もちろん、幸せになるために結婚しました。子どもたちと一緒に温かい家庭を築くことが目標でした。1年半のお付き合いの中でも、私は特に彼に違和感を持つことはありませんでした。いま思えばなんですが、結婚に関して前進する手続きはすべて私がやりました。・結婚するまで二人で積立する・家具や生活用品を買う・結婚式の日取りを決め…
小説 『訳アリな私でも、愛してくれますか』 【第24回】 十束 千鶴 「だったら早くそう言えよ」まるで私が悪いみたいな言い方をして帰っていった。年上部下ってだけでやりにくいのに… 【前回の記事を読む】若い部下を歓迎会に誘うと「俺今日予定あるんで。パスで」…いや、みんな予定空けてくれてるんだけど、と言うと…世代間ギャップをここまで感じることがなかったから、千春は途方に暮れる。それでも、まだ礼の配属は一時的なものである。ここをうまく乗り切れば、昇進と栄転があるのだ。そう思うと、少しは踏ん張れる気がした。歓迎会の予定がなくなり、22時すぎまで仕事を片付けた。(そろそろ帰ろうかな…