令和の新しい働き方モデル

それでは、これからの令和の働き方モデルはどうしたらいいのか。

キーワードとして、「個性」を生かした多様性ある生き方・働き方を提案したい。

これを聞き、よくある話ではないかと思われる方もいるかもしれない。だが、これは簡単なようで、実際には意識しなければできない。

まずは、勤務時間や日数だが、より弾力的、フレキシブルにする必要がある。

たとえば、小学生以下の子どもがいる人の勤務時間は、思い切って10時から3時を原則とするとかにしてもいいのではないか。また、勤務日を週3日にしてもいいのではないか。

次に働き方だが、いま言われる「リモートワーク」などはもっと促進されるべきだと思う。

話は脱線するが、日本で女性活躍ということが長年言われてきたにもかかわらず、女性の管理職の比率がいまだに先進国で最下位なのは、働く時間が硬直的なこともあるが、仕事は会社でという固定観念が大きいと考える。

女性は子どもが小さいうちは、「鍵っ子」にしたくないという方が多い。子どもが幼稚園や小学校から帰ってきたら、「お帰り」と出迎えてあげたいと願っている方が多い。

そうしたなか、リモートワークが進み、管理職が必ずしも仕事場に常駐していなくてもよい時代になれば、より多くの女性が管理職になる可能性が高いと考える。