この時代の流行語は「巨人・大鵬・卵焼き」でしたが、この言葉の生みの親も「団塊世代」と同じ堺屋太一さんです。

常勝巨人軍と強い大鵬、そして物価の優等生鶏卵が「時代の象徴」と冗談で言ったのがきっかけといわれています。

確かに巨人は昭和48年までリーグ優勝9連覇でしたし大鵬も昭和46年に引退するまで優勝32回の記録を持っていました。巨人の試合や大鵬の取り組みは安心して観ていられました。

また鶏卵は長期間安定した価格を維持し、物価の優等生でした。そもそも子どもに大変人気があった「巨人・大鵬・卵焼き」に着目されて、それが流行語になったと推測します。

大学時代は安保70年世代、東京大学安田講堂事件を代表するように、過激な学生運動たけなわでその時代にノンポリ(政治活動に関心がない人)の多い学校で自治会の委員を経験しました。

普段めったに着ない学生服を着て学内で選挙運動をし、クラブの先輩や同輩、後輩に支えられて当選。3回生の1年間を自治会活動で過ごしました。あの頃は母校の学園封鎖に他校の過激派学生が応援に駆けつけるような時代でした。

関西の一部の大学では卒業式もできませんでしたが、母校は愛校精神豊かな学生によって彼らの影響を受けることもなく無事挙行されました。

クラブは映画研究部に所属し全員でシナリオを考え、役者も自前、カメラマンも、照明係も、1人何役もこなしてチームワークで16ミリ映画を撮り青春を謳歌しました。

東京原宿の街でロケ撮影したさいに先輩が山手線の車内に高価なカメラを忘れて右往左往し、その後無事に手元に戻ってきたときのみんなの安堵した顔が目に浮かびます。

この貴重な映画つくりの経験は、後年に子ども達の成長記録の8ミリフィルムやビデオ撮影に活かしました。我が家では8ミリフィルムやビデオテープをDVDにダビングして保管しています。現像後の8ミリフィルムがあれば、町の写真屋に持って行ってDVDにダビングすることを勧めます。

我が映画研究部も商業映画が衰退したのと同じ道をたどり、いまから10数年前に廃部になったことを知りました。OBOG有志と再建に向けて活動し、2018年『カメラを止めるな!』に出演した映研OBを学祭にお招きし、ミニ講演会を開催したことがきっかけで復活しました。

2019年春には新入生10名ほどが加入し、総員20名以上のサークルになりました。新生映画研究会の目標は学祭で自主製作映画を上映し、早く部として認められることです。

『カメラを止めるな!』は製作費300万円と低予算のインディーズ映画ながら興行収入30億円を突破し、異例の大ヒットを記録しました。

いままでの映画のストーリー構成と違い、最初のスタートが約30分のロングなワンカットシーンから始まり、かつユニークな展開の映画で話題になりました。

ただ、この映画はストーリーが難解で2度見ないと意味が理解できないと思いました。