まえがき

人生はや72年経ちました。

いろいろ経験もしました。

過去は過ぎ去った時間。誰もが戻すことも消すこともできない。

未来とかいて「あした」。

未来は誰もわからない。未来は真っ白。キャンバスのように。

そこに描く彩りは、明るく希望に満ちたバラ色を。でもそれは自分自身が決めること。

人生100年時代。残された時間も、楽しく、元気でハッピーな人生を。

未来あした なにいろに想いを込めて。

団塊の世代

この用語は経済企画庁の官僚だった堺屋太一さんの小説「団塊の世代」に由来しています。

日本において第二次世界大戦後の1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)に生まれた第一次ベビーブームの世代を指す言葉で、この3年間の年間出生数は260万人を超え、3年間で約806万人います。

ちなみに厚生労働省が発表した2019年の出生数は4年連続減少し約87万人で過去最少です。90万人の大台を割ったのも見通しから1年早まるなど、政府や自治体の少子化対策が実を結んでいないのが残念です。

それとは反対に、人口が多い団塊の世代は、学校の入学、就職戦線、結婚といつの時代も競争の世界で成長しました。

それゆえ、結束力、団結力が弱いように思われがちですが、決してそうではありません。和を尊び、仲良しグループ意識は他世代以上に持ち合わせています。

その団塊世代が2007年ごろから還暦を迎え、毎年多くの退職者が生まれました。社会に大きな影響をもたらす危険性が問題視され、2007年問題と呼ばれました。

その対策として、大量退職によるマンパワー不足を回避するために65歳までの継続雇用を促進する法律も施行され、団塊の世代の再雇用が進み、多数が就業または再就職しました。

ところで「濡れ落ち葉」という言葉が流行ったのは何年前だったでしょうか?

その言葉を知り、愕然としたお父さんは多数いたのではと思います。団塊世代の男性は、「粗大ごみ」や「濡れ落ち葉」になったのか?

いやいや、そんなことはありません。古希を過ぎても元気でまだまだ働いている人たちも私の周りでは多くいます。

人生お金も必要、でも健康がもっと大事だとわかる年ごろです。