俳句・短歌 四季 2021.05.06 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第20回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 僕達と誕生祝う創設者 日本料理の松鈴楼しょうりんろうで 紫の躑躅つつじ満開一斉に 皆微笑みなほほえんで歓迎してる 存在を創造保全完成の 愛の摂理の美しさ哉
小説 『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』 【第10回】 松谷 美善 マッチングアプリ相手の希望で、夜11時に集合…ワゴン車の後部座席で渡された紙コップを飲んでしまったところ、記憶がなくなり… 【前回記事を読む】ふと外を見ると、車からよろよろと歩く女性を男が家に引き入れ、得体の知れない液体を飲ませていた。退屈していた。とにかく毎日が退屈だった。夫は今度、いつ帰ってくるのだろう。盛りのついた猫のように、ただ異性を求め続けた。優し気な言葉、写真で見る限り華奢な男。この人なら大丈夫かな。直感でそう思った。すぐには会わない。それがあたしのやり方。毎日毎日、絶え間なくメールを交換して、毎晩毎晩、…
小説 『哀瞳のレムリア[注目連載ピックアップ]』 【第9回】 岩下 光由記 「それもこれから分かります」…“両親の知人”を名乗る女性は私を車に乗せ、港に向かった。観光ではなく、“別の目的”があるようで… 【前回の記事を読む】ある日突然、親から引き離され、収容所に送られた子どもたち…目的は伝統文化の根絶だった。親は“狩り”の対象にされ、人口の90%が……機内の窓からパラオの群島が目に入ってきた。今回は、こどもの頃両親が連れてきてくれたときと同じホテルに泊まることにした。1週間休みをとって、ゆっくりくつろごう、自分自身の人生も見直そうと思っていた。亜美には、婚約までしていて別れた恋人がいた。理由はわ…