俳句・短歌 四季 2021.05.13 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第21回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 様々な緑と緑茂る葉が 夢見るものと変えて萌えてる 腰痛で意外と痛い鍼はり治療 効果不思議と思う程有る 五月の日緑風りょくふう香り雲間より 希望輝く愛の太陽
小説 『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』 【新連載】 月川 みのり “ある条件”さえのめば、月給32万円のハロワ求人…娘に見せると震える声で「月に1度は必ず帰ってこれるんだよね?」と… 洗濯物を取り込みながら、栗原よし子はため息をついた。3月の風はまだ冷たい。ベランダから見える団地の桜は、まだ固い蕾のままだ。3年前、夫の正志が膵臓がんで逝ったあの春も、こんな風が吹いていた気がする。あれから季節は3度巡り、よし子は48歳になった。白髪が増えた。目尻の皺も深くなった。鏡を見るたびに、自分が老けていくのが分かる。それでも構わなかった。見てくれを気にする相手など、もういないのだから。テ…
小説 『ふたりの渚』 【第11回】 伊坂 勝幸 「楽しみにしてるわ」なんて、余裕ぶって言ったけど恥ずかしい。彼はどう思ったかな……。高校生みたいに、もうデート当日のことを考え始めてる 【前回記事を読む】「本当は私となんかより、彼氏さんと行きたいんでしょ?」ピリピリした緊張感がただよっていることが電話越しでも伝わり…お姉さんからの電話で近況を聞くことができたけれど、イケちゃんは今さらながらデートの約束をしたのが良かったのかどうかわからなくなっていた。とりあえずデートしてみて、どんな人なのか見極(みきわ)めるしかなさそうだ。デートの場所は戸隠神社とリクエストしてあるので、それ以外…