俳句・短歌 四季 2021.05.13 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第21回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 様々な緑と緑茂る葉が 夢見るものと変えて萌えてる 腰痛で意外と痛い鍼はり治療 効果不思議と思う程有る 五月の日緑風りょくふう香り雲間より 希望輝く愛の太陽
エッセイ 『プレナイト[人気連載ピックアップ]』 【第6回】 天乃 神龕 集中治療室には、変わり果てた夫の姿があった。声をかける私に、肩を揺らして笑ってみせた夫。その笑顔に胸が張り裂けそうになり… 【前回記事を読む】仕事から帰らない夫。携帯には、知らない番号からの何十件もの通知…胸騒ぎがする中折り返すと、その相手はまさかの…ともに永遠に道中では、ドクターヘリの搬送の時点でなんとなくもう元の体には戻らないことくらいは理解していた。低酸素血症なのか高次脳機能障害なのか……。人工心肺でも付けているのか、もしくは蘇生中なのか。まだ小学2年の長男と年長の次男になんと説明したらいいんだろうか。まだ歩け…
小説 『愛[注目連載ピックアップ]』 【第15回】 高見 純代 「ここまでだ。…さぁ服を着て」彼は私のおでこにキスしただけ。私は力をなくし、裸のままベッドに腰かけ… 【前回の記事を読む】「私を抱いて。貴方に抱かれたいの」自分でも予想していなかった事を口にした。彼は私の手を引っ張って、ベッドルームへ…「君は全く子供みたいだ。男を知ってる女なら、そんな脱ぎ方はしないよ。もっと勿体ぶって、じらして脱ぐもんだ」「ねぇ。抱いて」と私はせっついた。神矢が近づいて来て、私の正面に立った。大きかった。そして右手を私の首に回し、左手を私の腰に回し、優しくグッと全身を抱いてくれ…