俳句・短歌 四季 2021.05.13 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第21回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 様々な緑と緑茂る葉が 夢見るものと変えて萌えてる 腰痛で意外と痛い鍼はり治療 効果不思議と思う程有る 五月の日緑風りょくふう香り雲間より 希望輝く愛の太陽
エッセイ 『心に秘めたオパールは虹色の輝き』 【第14回】 丸山 珠輝 「出来損ないの死に損ない」——母から吐き捨てられた言葉は私の心に突き刺さった。いつしか私は自死を考えるようになり… 【前回の記事を読む】生まれてきた赤ちゃんの泣き声は、蚊の鳴くようなか細い声だった。——その後、寝たきりの状態で6年がたち…珠輝には何故かそんな祖父の態度が子供心に引っかかった。珠輝の家ではこの頃から金銭を巡って朝食時の夫婦喧嘩が日課となった。これには父にも大いに責任があるだろう。いくら客商売とはいえ、昼近くに家を出て夜中近くに帰ってくる。その実稼ぎは少なく祖母たちによりかかるような生活態度だった…
小説 『猫の十字架』 【第5回】 なかはら 真斗 頭上から滴る"魔の水滴"――「ごみの城」の天井の裂け目から見えた、水源の正体は… 【前回の記事を読む】「本島で野たれ死んだ方がいい」本島から隔離された島。本島で生きられない流れ者たちの終着点。それでも彼女は――「助かります。どうぞ、よろしくお願いします」横では深々とお辞儀をする母さん。こんな風に誰に対しても公平な態度は尊敬する。でも、時々純粋すぎると思う。「あんた、気をつけてよ」すると、男の顔がたちまち醜悪に歪んだ。睨めつける視線は道化師から一転して、ドブ川の端に溜まったコー…