俳句・短歌 歴史・地理 歌集 歴史 2021.02.17 歌集「風音」より三首 歌集 風音 【第29回】 松下 正樹 何気ない日常にある幸せを探しに。 優しい風を運ぶ短歌集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 坂道を歩み下れば新河岸川(しんがしがは) 満ち潮よせてぼらのさ走る *新河岸川 荒川の支流。 江戸の代(よ)はさる旗本の領地なり 馬上(ばじやう)ゆたかに巡りしならん この界隈、半世紀前を思い出す 白菜を作る畑ひろがる
ビジネス 『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』 【第8回】 中山 てつや,中山 てつや 同期で「えい、やー!」と給料明細を見せ合うと、飛び抜けて多い人がいた。中身を見ると、「家族手当」が追加されており、その額は... 【前回の記事を読む】友人は「人事は見ているから」と言ったが、本社からの異動は、実質的には片道切符。めったなことでは本社に戻れない仕組みになっていた。 古き良き年功序列は根強い人事評価の仕組みを、自分のためだけに、ひとりで作り上げることはできません。評価制度は、入った会社にすでに存在しているもので、その枠の中で工夫を凝らしながら、上手に泳ぐ術すべを、身に着けていくことになります。世の中には、いろい…
小説 『詐術人間~看護学生あずみの事件簿 3~』 【新連載】 叶浦 みのり 学園祭前、M医科大学フットサル部員たちは出し物について議論していた。「学園祭といったら、絶対食べ物でしょう!」 詐術(さじゅつ)―。嘘をつくこと。人は動物と違って嘘をつく。つきたくてついた嘘と、つきたくなくてついた嘘。結果的に、どちらも違いはない。嘘にまみれた人生。そんなものが存在するのか?嘘の中に真実を見出すことができるなら、嘘にまみれた人生にだって、いくばくかの救いがあるはずだ。これは、そんな人間の話。詐術人間の物語―。「真琴ぉ、今、なんて言ったの?」「は?」「だからぁ、今度の医学祭の出し物! 今、超…