【頼長の性格】
なにごとにもきびしき性格は若くして出世を遂げし人に見られる
評定に常に遅刻の大臣あり邸を壊し見せしめとす
*評定 集まって合議し、決定すること。
世の人の怖れあざけり敬まひてつひに悪左府と呼ばれたり
*「左府」 左大臣の唐名。
**「悪左府」とは「悪者(わるもの)」という意味ではなく、きびしい人柄、また敬う気持ちも込められている。
平安末期、国を二分する戦いが起こった。それは保元の乱と呼ばれる戦乱であり、古代から中世へと、貴族政治から武家政治へと時代を切り拓いていく端緒となった。
この乱の原因である天皇家と藤原摂関家の内紛から崇徳院の配流という結末までの経緯が詠まれた創作短歌を連載でお届けします。
【頼長の性格】
なにごとにもきびしき性格は若くして出世を遂げし人に見られる
評定に常に遅刻の大臣あり邸を壊し見せしめとす
*評定 集まって合議し、決定すること。
世の人の怖れあざけり敬まひてつひに悪左府と呼ばれたり
*「左府」 左大臣の唐名。
**「悪左府」とは「悪者(わるもの)」という意味ではなく、きびしい人柄、また敬う気持ちも込められている。