第4章 人の資産を“見える化”する
人の資産の計算方法
6 第二の貸借対照表となること(第7回参照)
人の決算書に求められる最後の条件について考えてみましょう。[図1]の表は現在の貸借対照表です。私たちが税理士から手渡されている決算書です。人の資産力で生み出された結果がここに表現されています。この決算書をベースに人の潜在力や課題を考え、未来を生み出す資産として“見える化”するのがここでの試みです。
人をコストとみるか。資産とみるか。
その選択が、会社の明暗を分ける!
日本は超高齢社会を迎え、労働人口は目に見えて減少。年金財源の枯渇を防ぐべく、定年引き上げを実施する企業も増えている。今こそ「貴重な人材をどのように扱うべきか」という課題を再考しなければ、企業は運営不能になる恐れも。本書では、人の価値を企業の決算書にどのように反映させ、資産としての人とどう向き合えばよいのかを考える。さらに、統計学を中心としたデータ・サイエンスの力を駆使した、企業の高度な人材育成法も提案。
コンサルティング会社の敏腕社長が教える、増収増益を達成する組織のつくり方。
人の資産の計算方法
6 第二の貸借対照表となること(第7回参照)
人の決算書に求められる最後の条件について考えてみましょう。[図1]の表は現在の貸借対照表です。私たちが税理士から手渡されている決算書です。人の資産力で生み出された結果がここに表現されています。この決算書をベースに人の潜在力や課題を考え、未来を生み出す資産として“見える化”するのがここでの試みです。