それが今は経営者となっていくつかの企業を経営するようになりました。自分に少しずつ自己肯定感を持てるようになってきたのは最近のことです。人の人生は本当に分からないものだと実感しています。
人間万事塞翁が馬という言葉があります。人生の吉凶は予測がつかない。目の前のことで一喜一憂すべきではないという教えですが、これまで五十数年生きてきて今人生を振り返って思うことは、目の前に与えられた環境を精一杯生きてみるということです。何が自分に合った仕事なのかはわかりません。
私は脱サラして起業し会社を経営しようと思っていたわけではありません。また親が経営している事業を引き継いだわけでもありません。会社に入って出世して社長になったのでもありませんし、そんなことが出来る人間だなんて思ったこともありませんでした。
生まれが漁師一族なので仕事は何も考えず言われたまま鰹一本釣り漁船に乗り組みましたが、結局体力がなく務まりませんでした。どうしようもなくチャランポランで行き当たりばったりの人生を送っていた私がたまたま偶然出会った仕事が飲食でした。学生の頃の私が将来飲食業に就くなどとは夢にも思いませんでした。
ただはっきり言えるのは自分が決めた時点から人生が変わったということです。周りに流されていた人生から、自分が飲食で生きると決めた瞬間から私の人生は変わりました。その仕事をやりたいかやりたくないかはもちろんあります。
その仕事が自分に向いているか向いていないかもあるでしょう。しかしそれよりももっと大事なことは、その仕事は世の中の人の役に立っているか、自分の仕事の結果で人は喜んでくれるか、自分が出来ることは何か、で判断すると良いと私は思います。
わからなかったら尊敬出来る誰かに相談し、アドバイスをもらうのもいいでしょう。偉そうにいうわけではありませんが、誰もが同じことを同じようにやれるわけではありません。違って当たり前です。ただ決めたら後は誰にも負けずに働きました。
自分のやっていることは人を楽しませ、喜ばせることか、人の役に立っているかと問い続けながら目の前の仕事と一生懸命に取り組んできた結果が今につながっているようです。
私は誰にでも可能のドアは必ずあると確信しています。ただ可能のドアがどこにあるのかはわかりません。目の前に見えるのは壁だけです。試行錯誤しながら壁を叩き続けているうちにいつしか壁の向こうに抜けていたという感じです。
▶この話の続きを読む
経営の知識は素人同然。勉強会で知らないことばかりだと衝撃を受けた私。しかし会社の経営内容を話すと、周囲の経営者は驚いて…
【イチオシ記事】雨でずぶ濡れの女を家に上げた。脱衣所に散乱した下着を見て、パンティーを出してやるのを忘れたことに気づき…
ゴールドライフオンライン(GLO)は、表現者を応援するウェブメディアです。
生身の人間が紡ぐリアルな言葉だからこそ、読者の心を揺さぶる力があると確信しています。
あなたも、"表現者"になってみませんか?
ゴールドライフオンライン(GLO)編集部:glo_henshu@gentosha.co.jp