【前回の記事を読む】「売上が上がらなければ、お前の給料を下げる」社長に告げられた。それでもカツオのたたきの藁焼きを諦めなかった私。その結果…
第一部 自叙伝
Ⅲ 飲食業に飛び込む
自分が源泉
明神丸がずっと大切にしている言葉の中に〝自分が源泉〟という言葉があります。この言葉は研修で初めて知りましたが、ああこれは自分が精一杯生きてきた生き様にぴったりだと思いました。
〝自分が源泉〟とは、今の状態は全て自分が選択し自分が行動してきた結果だと受け入れる姿勢であり、そして未来も自分が選択し行動することで道を切り開くことが出来ると教わりました。自主性と主体性という意味が含まれています。
辞書で調べてみると次のようにありました。
自主性 「人から指図される前に自分のやるべきことを明確にして行動する姿勢や能力のこと」
主体性 「自分自身の意思や判断に基づいて行動を決定する姿勢。自分がやりたいと思うからやる」必要だと思うからやるという〝強い意志〟がある
うまくいってない事を他人のせいや環境のせいにしていた方が楽です。しかし他人に依存し環境や状況のせいにして言い訳をしている限り、達成感は無いし自己肯定感も生まれてきません。自分が源泉という考え方や生き方は、自分の人生を価値あるものにしてくれる考え方だと強く思っています。
現在の状況はこれまでの自分の考え方や行動の結果であり、自分が作り出したという風に正面から見つめ受け止めることは時には辛いこともありますが、その方が自分の人生やビジネスを誠実なものにしてくれていて、後になって振り返った時に自分を肯定し承認出来るのです。自分が作り出したのだからこそ未来も自分が作り出していけるのです。
終わりに
近頃私は成功者のように言われることがあります。確かに明神丸という名前も少しは知られてきたし、多くの社員の人たちの上に立って仕事もして複数の会社を経営しています。私の子供の頃を知っている人から見たら当時のイメージからずいぶん変わったように見えるかもしれません。
前にも書きましたが私は幼い頃から体は小さいし喧嘩も弱くて、学校の勉強が嫌いで何とか親が無理をして入れてくれた高校を中退してしまい、履歴書には中卒としか書けませんでした。いつも顔では笑っていても心の底では自分を認められませんでした。人の役に立つ人間だなんて思ったこともありませんでした。