世界基準でいえば
ウォーキングは運動ではない
健康法で推奨されるウォーキングはWHO(世界保健機関)の定義では「運動」に入っていません。WHOでは、一般的な成人は1週間で150分〜300分の中強度の有酸素運動(もしくは75分〜150分の高強度の有酸素運動)を行うことを勧めていて、ウォーキングはそれ以下の軽度の運動と定義されているのです。
ですから、相当な距離を歩いたというのでなければ「運動」にカウントされないのです。
江戸時代には、人は約10里(40km)毎日歩いていたそうです。もちろん、電車やバス、車もない時代ですので、馬がなければ歩くしかないのですが、それぐらいの能力を人は備えているのです。
また、幕末の偉人に坂本龍馬がいます。伝記によると、当時彼は京都に住んでいて、神戸の海軍操練所まで歩いて通っていたというのです。京都・神戸間は直線距離で約70km。道も履物も悪い状況です。現代では想像できませんが、歩き方も現代人とは違っていたようです。
「毎日ウォーキングしているから大丈夫」と思っている中高年が高齢になり入院してくると、まったく歩けなくなります。やるなら、もう少しだけ頑張って「歩く以上のこと」をする必要があります。人間ははいはいし、立ち、歩き、走ります。歩くのではなく、その次の段階、つまり走ればいいのです。走れるからだを目指しましょう。