四月二十七日(日)
あっという間に日付が変わった。猫さんはまた怒り出したが、二十六日の自分を見失った時程ではない。おやすみ、と声をかける。
朝、猫さんはまだ頑張ってくれていた。昨夜セットしたご飯は何も食べていなかったが、水は少量だが飲んでくれた。おしっこも出たようだ。
昼に外出先から戻ると、ぼんやりとしていた。今なら怒らないと思い。ケージ内の水を取り替えると飲みだした。おそらく17mlくらい。ちゅーるはほんの少しだけ。
食べている時、体の動きが止まる。多分、痙攣の一種である欠神発作だ。口をもごもごさせる事もあった。それでも数口は食べてくれた。しばらくして少し怒り出したので、そっとしておく。それでも二十六日に比べたらおとなしめで、私ともよく目を合わせてくれる。嬉しい。この日は一日ケージの中で過ごしてもらう。
結局ちゅーるを何本か食べてくれたので、この日は80キロカロリーほど取れた。飲水は30mlほど。排尿は五回で排便は無かった。
四月二十八日(月)
深夜、猫さんをシャンプーする事を決意した。ケージ内は清掃できたが、彼女の体には便がこびりついていた。猫生の最期が便にまみれてというのはいくらなんでも忍びない。私の自己満足に過ぎないかもしれないが、体力が僅かに残っていて精神も安定している今がラストチャンスだと思った。
慎重に準備してからケージから出した。妻と二人で猫さんを風呂場へ運び、彼女の体をシャワーで濡らしてすぐ、予め準備しておいた猫用シャンプーの泡で全身を覆う。意外にも、怒ることなくおとなしくシャンプーされていた。体も脚もガリガリに痩せているのが触って分かり、そこから悲しみや痛みが伝わってくる。
でも昨日で生命が潰えると思っていたので、喜びも沸き上がってくる。手早くかつ丁寧に洗うと、ドライヤーで手早く乾かし、ケージまで運んで戻す。ご褒美にちゅーるをあげると数口だけ食べた。体臭は尿毒症の影響なのかまだ残っているが、汚れは取れて綺麗になった。
次回更新は9月20日(日)、11時の予定です。
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