第一章 なぜ私たちの心は苦しくなるのか

4 私の心が弱くなった要因

苦しみから逃れるために、私はいろいろな本を読み漁りました。そして、次の言葉は、私のこれまでの心の在り方を振り返るきっかけとなったのです。

「現実に起きる出来事は一つの結果であり、その原因は心の中にある」
「私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である」
作家 野口嘉則(参1)

「およそこの世のありとあらゆる事物の中に、原因のないものは絶対に、一つとしてありえないのである」
哲学者 中村天風(参2)

「人生で起こってくるあらゆる出来事は、自らの心が引き寄せたものです。それらはまるで映写機がスクリーンに映像を映し出すように、心が描いたものを忠実に再現しています。それは、この世を動かしている絶対法則であり、あらゆることに例外なく働く心理なのです」
京セラ創業者 稲盛和夫(参3)

今になってようやくわかるようになりました。私がこのような気持ちになり、自信を失い、挫折感を味わったのは、すべて自分の生き方、考え方が間違っていたのだと気づいたのです。確かに、生徒や保護者にも問題はありました。しかし、これだけ苦しんだ原因は、すべて自分にあったのだと、ようやく理解できたのです。

起こっていることの原因をすべて他人のせいにして、自分を守ろうとする弱い自分。不平不満、愚痴、怒り。このような負の心の状態が、現実を引き寄せたのです。私のような考え方では、決して問題は解決しませんし、幸せにはなれません。