【前回の記事を読む】「怖くて渡れない」兄はひょいひょい渡っていた雪玉の橋…ようやく決心して踏み出した瞬間、足元が崩れ、私だけ真冬の川に……

第一章 心が動いた時

15 〈歩〉だった私が〈と金〉になった時

「笑顔は人を元気にする」「歩」だと言われた私ですが、裏を返せば「と金」になって私の笑顔は周りにも影響を与える強い力になれるのかもしれない!

自分のための笑顔でも、周りに元気を与えることができるのなら、私はやっぱり笑って生きたいと思いました。

子どもの頃、川で遊んでいた下の兄が、骨が見えるほどの大怪我をして上の兄と一緒に帰宅したことをふと思い出しました。

血が出た足に真っ白い骨が見えた時は恐怖心でいっぱいでしたが、兄にひきつった笑顔を見た時、私は泣きそうになりながらも「大丈夫かも」と、ささやかに安心していたのです。

幼い頃を思い出し、改めて「笑顔のパワー」を感じつつ、文章に集中し過ぎて痺れた足を擦りながら、側にいる娘に苦笑いしている私です(笑)。