【前回の記事を読む】大王家の外戚として絶大な地位を築いた葛城一族。だが現大王の"ある行動"を境に、その権勢は揺らぎ始めた…大王は葛城氏の強大化を恐れ……
「実の妹と…」──次期大王の座を逃した男。理由は、“ある色恋沙汰”が世間に知られてしまったからで…「さすがに難しかろう。愚かなことよ」
倭国の王権がまだ揺らいでいた五世紀。葛城氏と大王家、二つの血を引く少女・飯豊青郎女は、政争と陰謀が渦巻く時代に翻弄されながらも、やがて歴史にその名を刻んでいく。生まれ、血筋、立場――自ら選ぶことを許されなかった時代に、彼女は何を思い、どう生きたのか。史実と想像力が交差する本格歴史小説※本記事は、福ゐ行介氏の書籍『幻の女帝 飯豊青郎女』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。

