「責任は俺が取る! 頼む……」
神木奏馬は俺と片倉のやり取りが自分の今後にどれ程影響があるのか分かっていなかった。ただ、呆然と眺めていた。
俺は外の警官を呼んだ。警官に連れられて取調室を出て行く神木奏馬に俺は声をかけた。
「神木……これからも妹のために生きるんだ……」
神木奏馬はこちらを見た後出て行った。
片倉は聴取記録を閉じると俺に
「本当にいいんですね?」
と尋ねてきた。俺は
「ああ……」
とだけ言った。片倉が出ていった後、残された俺は独り呟いた。
「これで〔監察室〕行きは確定だな……」
亡き妻の顔が浮かび、俺は
『これでよかったか?』
と亡き妻に心の中で聞いてみた。
次回更新は8月24日(月)、16時30分の予定です。
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