人事異動でTさんがいなくなると私が標的になりました
「香港は国なの?」
という上司の問いに
「イギリスから中国へ返還されました」
と答えました。仕事に必要だから答えたのですが、上司にしてみれば自分が知らない事を部下が知っていたのが嫌だったのでしょう。
「はい」
「はいじゃない」
「すみません」
「すみませんじゃない」
どんな反応をしても怒られました。ただでさえ忙しいのに怒っている時間が勿体ない、
長々とした説教は時限のある仕事を終わらせてからにしてくれ、そんな事を考えると態度が悪いと言って説教が長引きました。
仕事が大変だから、人をいじめてストレス解消する人がいます。常に誰かをいじめないと生きられない人もいます。
いじめる人は話を聞いてくれる友達や趣味がないのだと思います。弱さを見せると相手はつけこんでいじめを増長させるから泣き寝入りはしません。
いじめレポートを人事部に送った事もあります。そういう場合は報復の可能性もあるので退職を考えなくてはいけません。
司馬遼太郎(しばりょうたろう)さんの『菜の花の沖』という本を読んでいます。
主人公高田屋嘉兵衛(たかだやかへえ)は江戸時代後期に活躍した商人で、淡路島の漁村でひどいいじめに遭います。
いじめの理由は隣村から働きに来ていたよそ者だからです。
いじめがエスカレートして嘉兵衛(かへえ)は着の身着のまま村抜けをします。兄弟をあてにしてたどり着いた兵庫の廻船(かいせん)問屋で必死に働き、自らをいじめた衆がひれ伏す様な豪商となり、(それが目的ではありませんが)村を訪れます。「あいつら、今に見ておれ」という反骨精神が原動力になっていたのかもしれません。
どうしてこの様な事を書いているかというと自殺はいじめに対する解決にならないからです。
涅槃西風北前船(ねはんにしきたまへぶね)の来し酒田[1、2、3]