【前回記事を読む】大好きなこの宿のことを書こうとすると、女将が「ここが特定されるようなことは書かないで」と言い始め…でも確かにその通りだ。
旅の変化
翌日、宿のチェックアウト後、ナビで酒蔵の名前を検索し買いに行くことにしました。
「間もなく目的地周辺です、案内を終了します」のナビの声で車を停めて、ナビの旗の位置の辺りを何度見回しても、古びたアパートがあるだけで他に酒蔵らしきものはありません。
酒蔵なら大きい建物だから見えないわけがないし、少しずつ車で移動しながら近辺を探しまくりましたが、ありませんでした。
宮城県の酒蔵に行ったとき、全国日本酒酒蔵マップを買って以来、そのマップにのっているいろいろな地域の酒蔵をめぐりました。
中には、辞めてしまった酒蔵も沢山ありましたが、辞めても建物はありました。
しかしここには酒蔵が本当にありませんでした。
このように出だしからつまずいたのは初めてのことです。時間を無駄に過ごすわけにいかないので、また、別の酒蔵を探すためナビに入力し、案内をしてもらいました。
「目的地周辺です。案内を終了します」。
おっ! 酒蔵発見!
なんと、空のケースがたくさん積み上げられていますが、どうも辞めている酒蔵のようです!
今日は、なんて日でしょう! 営業している酒蔵が見つからないではありませんか!
とにかく1カ所でも営業している酒蔵を見つけようと、自宅に向かう途中、地図で酒蔵の近くを通ったら寄ってみることにしました。割と町中にそれはありました。
こんな町中にきれいな水が湧いているのだろうか? 一方通行や狭い入りにくい道に入って、やっと営業している酒蔵を見つけ、一升ビンを3本、種類の違う純米酒を購入しました。
やれやれ! やっと一つミッションクリアです。全敗でなくてよかったと思いました。
帰り道で高速道路に乗る前にもう1カ所寄れそうな酒蔵を見つけて寄ることにし、行ってみましたが、そこに酒蔵はなく酒屋はありましたが、休みのようでした。
その日は、酒蔵にあまり縁がない日だったようです。もうあきらめて、家に帰ることにしました。