また、私はFB内に立ち上がった脳損傷当事者3900人余りで構成される公開のプライベートコミュニティ「リハビリ交流広場(脳卒中)」(管理者長岡ひろし氏)にも参加しています。
当事者支援者両面を持つ自分の特性を活かして当事者にイベント情報を伝え、当事者の困りごとを聞き、必要と感じたときはメッセンジャーなどで個人的に連絡して専門分野に関する悩みごと解決のために役立ちそうな情報を提供するようにしています。
これまで本コミュニティにおいて専門領域の個人的な相談事に対応した当事者の大半から問題解決後に喜んでいただいています。
さらに、2014年8月6日、NHK「ハートネットTV」に出演したことも「当事者セラピスト」としての私の存在を印象づけるイベントだったようです。
後日、この番組を視聴した人から当事者の日常や工夫に触れることができて勉強になったというご意見をいただきました。
後述するように、多くの学会や講演会、招待講演で当事者セラピストとしての主観や要望などを述べるたびに地元の新聞が大きく取材してくれて、読者に多少なりともインパクトを与えたこともありました。
おそらくこの時期、Wikipediaの私に関する項目「関啓子〔言語聴覚士〕」が追加されたのではないかと思います。
ちょうど時期的に「高次脳機能障害モデル事業」が終了し普及事業開始後数年経過の落ち着いた時期でもあり、各地の拠点機関から講演にお招きいただき本領域に従事する専門職とのつながりの輪も広がりました。
1週間のうちに3回以上講演予定が入ったこともあり、そのあおりで夫と私は、たくさんの講演先都市間を忙しく移動し多忙を極めました。
その結果、私は全国各県のほぼ全主要都市を訪ねたことになります。
その後、コロナ禍の影響もあり対面での講演は激減しましたが、マスメディアの影響力は残り、ネットテレビ(日本CGNTV「本の旅」)、ラジオ番組(NHKラジオ「この人に聞く」、ラジオNIKKEI医学講座「高次脳機能障害者の言語障害」)にも出演させていただきました。
加えて、講演のたびに地方紙が記事を掲載してくださり、大きな反響がありました。
こうして、私という人物とその抱えた脳損傷後遺症に関する情報は多少なりとも世間に広がったのではないかと思います。