11日目 2024年9月29日(日)

●気温:29℃ ●天気:曇り ●予定距離:37.9km ●参拝目標:なし ●宿泊予定:サンフィッシュマンボウ

全行程約40kmを歩くつもりで、昨日購入したビーサンを履いた。傷に当たらず痛みは感じないので快適だったが、歩き始めて2kmほどで予想通りビーチサンダルでの長距離は無理と判断。

昨日の靴を履くと傷が悪化しそうで、とにかく早く治すことを優先し、路線バスで次の宿まで移動することにした。

バスが出る《海の駅海陽町》までビーチサンダルで歩き、バス時刻表を確認。日曜日で最初のバスまで1時間ほど待つことに。この《海の駅》はビーチに向かって開放され、売店とホテルがあり、キャンプやBBQもできる素敵な場所。バス停も東屋風で海が見える。

砂浜に寄せる波を見ていると、遍路旅を忘れそうになる。バスを待っていると、バスから3人の遍路が降りてきた。1人が「ハーイ、ミカ!」と声をかけてきたので見ると、数日前に出会ったイギリス人のヘレンだった。同年代の彼女は一人旅でアクティブな人。

膝が痛いらしく「宿からここまでバスに乗った。ここからは海沿いだから少し歩こうかと思う」と言うので、持っていたグレープジュースを餞別に渡した。

「また会うよね」と別れて、さらにバスを待っていると、菅笠を被って困っているおばさまを発見。「どうかされましたか?」と声をかけると、「台湾から来たけど、このバスの乗り場がわからない」とメモを見せてくれた。リュウさんという名前らしいが、日本語表記がわからないようで、乗り場まで案内し、バスの時間を教えてあげた。困った時はお互い様だ。

四国遍路では多くの外国人と出会う。バスに乗り、車窓から海を眺めながら室戸岬方向へ。宿の最寄りのバス停で降り、チェックインには早過ぎるので中には入れないが、荷物だけ預け、近くに靴店はないか聞いた。女将さんが「その足ではちょっと歩けんやろ。店まで送ってあげるわ!」と従業員の方に頼んでくれた。申し訳なさでいっぱいだった。

スポーツ用品店のお母さんも親切に探してくれ、柔らかい素材で傷に優しいスニーカーを見つけ購入。明日からはこれで歩くことに決め、すり減ったトレッキングシューズは廃棄してもらった。四国の皆さんは歩き遍路に優しい。

宿に戻り、運転してくれた方にお礼を言い、チェックインまでの3時間をどう過ごそうかと思いながら浜に降りた。広がる外海、曇りで風が気持ち良く、浜を歩いていると誰もいない浜に大きな流木を発見。

波に洗われて真っ白になった流木に座ってみたら、寝るのにぴったりだった。気持ち良くて少し目を閉じたつもりが、気づくと1時間半も経っていた。思った以上に疲れているようだ。身体が休養を欲しているのがよくわかる。

思わぬ「夏休み」状態になった1日だが、足の怪我に感謝しよう。

 

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