【前回の記事を読む】「待ってて」と言われた。35℃の中、立ってるのがやっとの状態なのに…ボーっとしてきた時、戻ってきたその人が持っていたのは…
第一章阿波─発心の道場 初日から倒れそうになる
3日目 2024年9月21日(土)
●気温:34℃ ●天気:晴れ ●予定距離:25km ●参拝目標:7番 十楽寺、8番 熊谷寺、9番 法輪寺、10番 切幡寺、11番 藤井寺 ●宿泊予定:よしの旅館
2日目は7番から11番。今日も暑い。日差しは昨日ほどではないが、進むにつれ肩に食い込む荷物の重さが半端ない。早くも投げ出したい気分だ。
遍路道では、交差点や曲がり角の案内が不親切だ。しかし、歩いていると住人の方から《お接待》を受ける。遍路が根付いた土地なのだと実感する。暑くて死にそうな時に「どうぞ冷たいものでも」といただいたアイスと冷たい麦茶に涙が出そうだった。
曲がり角で標識に迷っていたら、2度目の遍路だというおじさんが「道こっちだよ」と教えてくれた。何度も歩いている人がいることに驚いたが、おじさんの親切のお陰で迷わず歩けた。出会いは次から次へと続く。
明日は最初の難所《焼山寺》だ。これまで自分の体力を過信していたのか、まったく自信が持てない。明日、生きて宿に着けるか心配だ。