【前回の記事を読む】起きた瞬間だけ、私のこと考えてるのかなって…ただ老いていく体の現象だったりして。思い込みって恐しい
三章 ニガイ想い
想(おも)い
「奥さん 変わってませんね」 の一言が
唯一正直で そして又 重くのしかかる私への批判と 受けとめた
昔の あなたの車の発進のくせも
ちっとも 変わっていなかったですよ
そして ふと 思いました
昔 流していた 広告の電光板に ちょっと綴った言葉の切れ端の
たった一人の読者では なかったかと
会っていた時の 最初の五分で流した
涙の贈り物を
不安と別の想いが入り混じり
まだ 私は 開けることができていない
顔
自分の顔を むき出しにして
いられた頃が なつかしい
ことに 結婚すると いろいろな顔を持たなきゃならない
妻として 又 仕事先で
子供が生まれて 母として 勉強をみたり
学校関係の行事活動とか
自分の時間は ないに等しい
仕事や家事 子供達との対応で
どんなにくたくたでも
夜には 娼婦の役目も 待っている
私は いろんな顔を満足に こなせなかった