Akiko Smith

主婦。

書籍

  • 交差点
    Akiko Smith
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    「ひびき」

    私が 話したことで
    私が 書いたことで
    どれだけの人が ほほえんでくれたんだろう

    だけど
    私が しゃべったことで
    私が 記したことで
    どれだけの人を 傷つけてしまったんだろう

    それを思うと
    誰とも 会えなくなり
    何も 書けなくなってしまう

    話す必要のない所へ 行って
    何もしないで 自然と向きあっていると
    少しずつ 少しずつだけど
    話したい とか
    書きたい とか
    思えるように なってくる
  • 道のり
    Akiko Smith
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    「交差点」

    一つ目の交差点で 車同士ですれ違う
    二つ目の交差点で 私は車からおりた
    自分の足で 歩いている
    相手はまだ 車から降りられない
    ずっとこの先も 速度の違いで
    もう 交差することは ないだろう
    それは 相手との距離の
    埋められない 時差なのだ

    (本文より)