俳句・短歌 詩 記憶 大切なもの 2026.02.20 年月を重ねるにつれて海馬の力が弱ってくる…あなたの顔や目の動き、若い時と3年前の声のちがい 海馬によって 【第1回】 Akiko Smith 記憶の糸をたぐり寄せながら、今日という日をそっと抱きしめる この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 忘れたくない記憶も、忘れてしまいそうな記憶も、どちらも今をつくる大切なかけら。心の奥でそっと息づく想いを綴った詩72編。※本記事は、Akiko Smith氏の書籍『海馬によって』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 海馬によって 未練 海馬に集められた 数々の記憶 長期にわたるものと 短期のものと判断されるそうな 未練というもの 長期の海馬の記憶 捨てられないで 残存し続ける
エッセイ 『繁殖犬になった華ちゃんのおはなし[注目連載ピックアップ]』 【第4回】 珠生 満ちる 仔犬を買ったは良いものの、水もごはんも与えなかった。暗くてむし暑い場所で、箱に入ったまま放置された仔犬は—— 【前回記事を読む】わたしは小さな箱に入れられ、出荷された。死なない程度にエサも制限したから大きくはならない。その方が、高値で売れる。
小説 『灰色の風が吹く』 【第8回】 成澤 良喜 「あなたの子を妊娠しました」若い女性と一度だけ関係を持った70代の男。喫茶店で彼女の兄と弁護士に囲まれ…… 【前回の記事を読む】「妊娠したことにするのです」妹を使って老人から1億円を奪おうとする男の計画とは……?懐は暖かくなったし、浮き浮きするような気分も湧いてきた。結城はこれまでの生活とおさらばしたいと本気で思い始めていた。臙脂色のテーブルと椅子を備えた小綺麗な雰囲気の喫茶店だった。店内を見回すと、テーブル席が二十席ほどあったが、二人連れの客が三組いるだけだった。結城と間下は向かい合って座り、左手奥…