【前回の記事を読む】詩五篇「男でも女でも中性でも動物でも植物でも そうだと思える対象に出会ったなら 短い間でいいから 一緒に時を過ごしたい」

一章 私の道

甘え

あんな風に書いてしまった手紙

昔のあなたしか 知らなかったから

よけいな事まで 発してしまった

今更 悔いても

あなたの壊れた心は

もとに戻らない

それから思い出した次々の記憶

今更 弁解してもしかたない

あの時 ほんとうに苦しかった

そして 発見した

あの時 あなたの事を

身内以上に 甘えている自分が

いたんだと