現世的なものと神的なものの婚姻 メリー・ヴィグマン(1886-1973)
1886年1月13日ハノーヴァーに生まれた。父親は自転車やミシンの製造・販売のほか、東洋の植民地からの輸入品も扱う富裕な商人であった。
母の理解を得て舞踊に関わる仕事をしたいと希望し、当時流行していたダルクローズの学校でリトミック *1の教師の資格を得る。
その後、音楽の束縛を嫌いアスコーナのラバンのもとに走った。
第一次大戦後のドイツ語圏を中心に表面上は抑圧されている非合理的な衝動や欲望などの暗い側面も含めた人間の内面を、表現することに重きを置いた表現主義画家であるエミール・ノルデの勧めであった。
レラウで、エミール・ノルデが私の即興をみてラバンに会うように勧めました。
数年後、ベルリンの劇場にノルデは3つの席を取っていました。
ひとつは自分に、ひとつは奥さんに、もうひとつには、パレットと絵の具入れを置いて猛烈に描き続けていました。(神沢)
*1 リトミック 19世紀末から20世紀初頭にかけて、新教育運動の絶頂期にスイスの音楽教育家で作曲家でもあったエミール・ジャック・ダルクローズが開発した音楽教育の手法。
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