【前回の記事を読む】舞踊の“芸術”はどこにあるのか——その答えは、“筋肉”の動き。バレエは「肩甲骨」から、モダンダンスに当てはめると…

パートⅡ 無意識と舞踊創作 ―現代舞踊の歴史―

イサドラ・ダンカン(1877-1927)

感情のほとばしりから生まれたモダンダンスは、その内部に「種子」を持ち、その種子から他の動きが「生成」され、「果てしなく連鎖」しつつ他の動きを「産み出して」いくという。

ダンカンにおいてはカリフォルニアの太陽のもとで、波に戯れながら胸の中心に躍るエネルギーの源を見出した。その後、ドイツやアメリカを経て、20世紀初頭、我が国にも伝えられることになる。

アルンハイムの述べる場依存から場独立への道をたどる。「場独立」の概念は筋感覚で行くので、自分自身の自我に集中し、社会的規範などから独立するという。

ここで言う「場独立」の視点はモダンダンス以降の舞踊の発展に重要であると考え、その後の変容をたどってみよう。