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とある晴天の土曜日。私はサッカー部の練習試合の観戦に来ている。

言うまでもないが私の意思ではない。隣にいる西海の意思だ。でなければ誰がせっかくの休日に、自分に一切関係のない部活の試合に顔を出したりするものか。

不幸中の幸いは観客にうちの学校の生徒らしき顔が結構あることだ。これならサッカー部に直接関係ない人間が一人二人増えたところで悪目立ちすることはない。心なしか女子生徒の割合が多そうなのは人気者の東堂効果といったところだろう。

「部活の観戦くらいなら別に西海一人でもよくない? 友達の応援くらい普通でしょ?」

「よくない。一人でいると気を遣えない知らないやつや、変に気を遣った知り合いが話しかけてきて気が散る」

「私がいると何が違うわけ?」

「周りが気を遣って話しかけてこない」

そういうものだろうか。