今の叫びの後に
苦しい! もうイヤ!
湯船で叫んでみる
冷えた気持ちに 湯船の温かさは感じない
心配げな家族
でも何も 問わない
何も問わない思いやりさえも 今は邪魔
ゴメンね
自信がない!
何もかも!
投げ出したって、誰も拾ってはくれないけど
背負って行ける自信も 今は持てない
でも
行ってみよう 明日までは
そう思い 向かう朝
生憎の雨―― 電車は遅れ 人混みに消される私
自分を消しながら 慣れて行くしかない
そう―― まだどうにか遣(や)れそう 明後日(あさって)くらいまでなら
でも 誰の心の中にも〝叫び〟はあると思う
今の叫びの後に 自分を装飾することを知り
ムンクの叫びの装飾こそが 人間の真理を表していることも知り
装飾しながら
昨日を重ね塗りながら……今の自分を生きて行く