【前回の記事を読む】猛スピードで走り去る車、左足に火がついたような痛み。じっと耐えながら、草むらで左足をペロペロと舐め回していた。(村木)「二階にもトイレと簡易の流し台があって、各部屋にはカギも取り付けてありますので、防犯面は心配ないと思います。お隣さんは、日中はお留守の家と空き家なので、窓を閉めれば防音のほうも問題ないと思います」「お誂え向きとはこのことですね。ぜひ貸室にしたほうがいいですよ」…
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小説『にゃん太郎の冒険物語』【第6回】作間 瓔子
その場で『賃貸借契約書』を交わした。不安は感じたが、住田不動産からの紹介だし、小遣いになればいいか、と…。本当に軽率だった。
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小説『海の中の記憶』【第2回】中原 信
米文学ゼミでサリンジャーを選んだ私に先輩が「知ったかぶりの知識で書かないでほしい」と…私のミーハー的な態度は見抜かれていた
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小説『真夜中の精霊たち』【第6回】新見 上
彼女の瞳の色を、彼は生涯、忘れられなかった。彼女にキスをしたいという堪え切れない衝動が同時にこみ上げてきて......
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小説『箱船へいらっしゃい』【第6回】葛西 雄一郎
赤い光がチラ、と目についた。あれはひょっとして…一攫千金を求めてスズキ青年がとった行動とは
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小説『峰坂物語』【第6回】橋井 尚
山も風も、そして人も。三年ぶりの熊本はすべてあの時のままだ。思い出の地での暮らしの中、ナオミは高校入試の勉強を始める
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小説『13.Feb チョコレーション』【第5回】齊藤 俊彦
トイレから出てきた彼に続いて出てきた彼女。私は二人が目配せしたほんの一瞬を見逃さなかった。彼にしてはトイレが長かったような…
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小説『因果』【第5回】愉怪屋 編
私の妄想が現実になっている…だとすると、あれ…? 私はあのとき、何を考えた? ──「彼氏が、怪異に触れて、〇ぬ。」
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【最終回】野元 正
駅での署名が五千名超え! 「菩提樹に取り憑かれた巫女や」など謂われのない風評が流れはじめ…
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小説『寂しがり屋の森』【第6回】村松 凪
小さな手の影は、俺をからかうようにペタリ、ペタリと現れては消えた。――日暮れの廃屋にいたのは、河童ではなく男の子だった
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第23回】野元 正
自治会長が会員に相談せず菩提樹の伐採について事を進めていて…なにか明るみに出てはまずい理由があるのだろうか?
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小説『伊豆の御社』【第7回】ほそや まこと
「ぎゃぁぁ~」凄まじい悲鳴が耳の奥に響いた。立ち上がり、その甲高い悲鳴を耳の奥に感じながら、玄関側の窓から外を覗くと…
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第22回】野元 正
〈菩提樹のある町を守ろう! 神が宿る〝神木〟を守ろう!〉をスローガンに署名活動を決意
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第21回】野元 正
「御旅所って?」「お祭りのとき、神輿が休憩するところや」孫らしき少女に〝神木〟だった「菩提樹」について話す老翁
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第20回】野元 正
道路工事で伐採寸前の〝命の恩人〟「菩提樹」。〝神木〟だったことを知ってもらうため、夜中に密かに誰にも見られずにしめ縄を…
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第19回】野元 正
工事で〝命の恩人〟の「菩提樹」が伐られる危機――古い記憶を辿っていくと、幼いころに撮った写真に写る菩提樹にはしめ縄が…
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第18回】野元 正
「命の恩人」の菩提樹の下で、高校から24歳まで付き合った元彼とデートの別れ際に別れを惜しんでよく話し込んでいた…
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第17回】野元 正
衝動的に丸椅子を持ち出して枝に寝間着の腰紐をかけ丸椅子を蹴ると「馬鹿なことするんじゃないわ。生きるんよ」と未知の声が…
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第16回】野元 正
中学二年の夏休みが終わり残暑も遠のいたある日――クラスで「陰の女番長」と呼ばれている女子生徒に神社の境内に連れて行かれ…
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第15回】野元 正
夫は生前、桜の樹の下で眠りたいと言っていた。先祖墓地にある山桜の挿し穂を大紅しだれ桜の側で育てる「桜墓」も良いのではと思う
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第14回】野元 正
「初期の大腸がんです。これなら内視鏡下手術で取れそうですから、だいじょうぶですよ」重大事をさも簡単そうに主治医に告げられ…