【前回の記事を読む】右の脇腹を描こうとしたときに何故か手が止まった。そういえば、マサヲ(秋田犬)の死因は右側の臓器の悪性腫瘍と聞いており…それはマサヲを囲んでいた犬たちの生前の飼い主にそれぞれの犬の思いを伝えてほしいということだ。言われたときはあまり深く考えずに安請け合いしたのだが、よくよく考えてみると、それぞれの犬と繋がるにはそれぞれの肖像を描かないといけない。それはそれで大仕事だ。そもそも絵…
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小説『伊豆の御社』【最終回】ほそや まこと
「店に迷い込んでくる客は大抵"カモ"」彼の餌食になった客は商品が何であろうと買わされる。その手口とは…
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小説『箕山遺稿』【第2回】驪城 卓爾
「もう彼が亡くなったと思うと…」亡き友の最後の葬式に出席することさえ、私はできなかった。
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小説『99のSLOW・LOVE』【第2回】Jyuuki 十世
もうすぐ 冬になるなぁ――季節も きっと わたしも 背負うべき荷物に気づき始めた男の心を 追うつもりはない
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小説『兎角儚きこの世は』【第10回】白井 忠彦
「文学部に行くくらいなら就職しろ」と吐き捨てた父を、頭の中でぶちのめした。いざ大学に入学すると父は…
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小説『にゃん太郎の冒険物語』【最終回】作間 瓔子
あまりに常識外れ…ピアノ教室の迷惑行為に“賃貸の解約”を書面で送りつけたが、完全無視。教室終わりに話しかけると…
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小説『薔薇のしげみ』【第4回】間埜 心響
「来られないって聞いて、ものすごく落胆した自分に気づいたんだ」心配でたまらなかったと言う彼。私の家に突然来て…
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小説『海の中の記憶』【第6回】中原 信
会社は追い込まれたが、誰もマスコミを悪く言えなかった。再起を図るには、またマスコミを利用しなければならないから…
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小説『真夜中の精霊たち』【第10回】新見 上
彼女の足もとに身を投げ出して亀ダンスを披露したい衝動をおさえ、彼女ににじり寄り…
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小説『箱船へいらっしゃい』【第10回】葛西 雄一郎
手元には、金色のコガネムシの死骸が残されていた――青年は、コガネムシに転生する夢をみた。しかし、目が覚めると…
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小説『峰坂物語』【第10回】橋井 尚
「黄色い皮をむくと中身は白」日系人は"バナナ"と言われているらしい
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小説『罪の行方』【第2回】中島 みなと
「もう死んでいるじゃないか、死体に手術なんかするな!」「頼む、まだ救えるかもしれないんだ!」緊迫した手術室で衝突する眼光
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小説『夕桜』【第2回】岡田 公男
「どこで亡くなっても同じだと思っていらっしゃいませんか?」夫を自宅で看取りたい妻。そしてリハビリが始まるが…
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小説『因果』【第9回】愉怪屋 編
このクマ、何かがおかしい…! 友人の形見としてぬいぐるみを受け取ってから、日常がじわじわと狂い始める——
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小説『寂しがり屋の森』【最終回】村松 凪
川の水位に異変…遊んでいる子供に川岸に上がるよう呼びかけた瞬間、足を滑らせ、あっという間に深い方へ流され…
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小説『伊豆の御社』【第11回】ほそや まこと
右の脇腹を描こうとしたときに何故か手が止まった。そういえば、マサヲ(秋田犬)の死因は右側の臓器の悪性腫瘍と聞いており…
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小説『箕山遺稿』【新連載】驪城 卓爾
若くして亡くなった驪城卓爾(こまき たくじ)。短編小説、短歌、詩などを収録した遺稿集の復刻改訂版!
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小説『99のSLOW・LOVE』【新連載】Jyuuki 十世
「性格的にもあなたに合うと思う」…でも、何かが動かない…
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小説『兎角儚きこの世は』【第9回】白井 忠彦
剣術に縛られ、父に怯え、それでも未来を夢見た──戦争が終わり価値観が崩れゆく時代に、少年は父を越えようと立ち上がった。
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小説『塵芥仙人』【最終回】瀧 祐二
USBを見つけ功績を残した男、定年直後に原因不明の衰弱……その姿は芋虫、いや蛆虫のように
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小説『紅の脈絡』【最終回】水無月 慧子
「その銀色の…そんなものまで持ち歩いてるの?」弟に電球交換を頼んだ。椅子に乗った拍子に制服から見えたのは、拳銃だった。