【前回記事を読む】元夫は養育費すら払えなかった。シングルマザーとなった私は、互いの両親に頼ることもできず……

第一章 アジアへの憧憬と初めての店創り

3 ギャラリーでの展示会とオリジナルブランド作り

販路拡大に向けてギャラリーでの展示会

ギャラリーなので、アジアの衣類だけでなく、アンティークのタペストリーや竹籠などの工芸品、タイシルクや山岳民族の衣装なども綺麗に展示したいと企画展のイメージがふくらんでいきました。

突然決まったことなので、買い付け時間は移動時間を含めほんの3日間。効率よく回らなくては間に合わないので、飛行機のシートに座りながら計画を立てました。まさに綱渡りの準備です。

帰国後、すぐ買い付けた商品を並べて写真を撮り、DMを作成。

当時はまだデジカメを持っていなかったので、フィルムカメラで写して現像し、気に入った写真がなければまた撮り直して現像。

切り貼りでラフ原稿を作って印刷会社に郵送するという面倒な作り方をしていました。

1週間後に届いたDMに宛名を書いたり、商品に値札をつけたり、会期までの日程がなかったので、準備におおわらわ。

会期の始まる前日の夕方、会場に搬入し、夜までかかってディスプレイ。

ギャラリー展のテーマは「アジアの手仕事展〜旅人がアジアで見つけたモノたち〜」。

旅先の写真を額に入れて展示したり、筆文字で看板を書いたり、生花をタイの竹カゴに生けたり、ただ販売するだけでなく、楽しい雰囲気になるように工夫しました。

とにかくたくさん展示したかったので、アジアの旅仲間からも商品を借りて出品してもらいました。

1週間、毎日10時から8時まで会場に滞在し、商品の説明をしたり、展示の補充をしたり、お見立てをしたり。その甲斐あって初めての会期展は大成功!

デパート側も予想しなかった売上となり、次回もぜひお願いしますと、今度は向こうから正式に依頼がありました。

その場所では夏と冬(12月はクリスマス企画)の年2回、4年間で合計8回の展示をやらせていただきました。