【前回記事を読む】生活環境の変化と高齢化により、循環器疾患、糖尿病、慢性腎臓病、脂質異常症、転倒骨折、悪性腫瘍、白内障などの外来診療が増加

第七章 医療提供の安全性の担保

第二節 人工呼吸器管理

ポータブル人工呼吸器で入浴、外出など一時的な回路離脱後の再接続エラー対策として、呼吸器の電源は切らず、テストラング装着で呼吸器を作動したままにしておくことにしている(図7)。

 

阪神淡路大震災時にベッドと呼吸器が分離した事例報告があり、固定器具を探したが市販品がなかったので、自前で作業ベルトに工夫を加え、間隔保持と融通性を備えた器具を作製した(図8a)。

 

ポータブル型呼吸器を使用するトロリーバス(移動型入浴槽)やストレッチャーで移動時の回路はずれ予防にも有用である(図8b)。

 

これまで、人工呼吸器操作ミスによる死亡例はない。