ソフトとハード、の違い、と言っていいかもしれない。目には見えないが、それは水面下で現在進行中の事である。その流れが、現在の「デジタル化」の遅れに象徴されている。勿論「装置」は大事な要素であるが、今やハードよりソフトの時代である。
卑近な例だが例えば、送金の為、銀行に行って手続きをするのと、ネットで手続きをするのとの違いだ。何処の国でも、「国力」を上げる為に必死になっているが、あれ程、あれやこれや日本について「文句」を言いながらも、日本のデジタル化の遅れについては、全く口を閉ざし、「ほくそ笑む」だけである。
それは、当然の事と言えば、当然だろう。バトンリレーで言えば、近隣の諸国は、既にバトンの受け渡しを終え、走り始めているにも拘らず、日本は、まだバトンを受け取れず、走り始めていない状態だからだ。
2023年、JR東日本で、鎌倉での電線接触事故を受けて、8700本の電柱を総点検したという。上に立つものは、一本の指令で事が済むかもしれないが、8700本の電柱の点検は、現場の苦労が伴う。先の大戦のように、「人を消耗品のように考え、馬車馬のように酷使するさま」が見える。
想像で言えば、JR東日本も、競争力のある、「人を馬車馬のように使わない」方法を研究中と思うが、問題はそのスピードだ。「他国を凌駕するスピード」で改革しない限り、その差は開くばかりだ。「欠点」は、それを認識する事によって克服できる。大事な事は己の足りない所を知る事である。