コラム GPSについて

本書ではここで初めてGPSという言葉が出てくる。これだけカーナビが普及しているので、GPSをご存知ない方はいないと思われるが、私がここで使用しているGPSを簡単に説明しておくことにしよう。

GPSとはGlobal Positioning Systemの頭文字をとった略語で、日本語では全地球測位システムという。人工衛星を利用して現在位置を知ることができる。

私は長年、登山やサイクリングにハンディGPSナビゲーターを使用している。

この『常陸を歩く』前半の海岸歩きでは、ひたすら紙の地形図を見ながらできるだけ海岸線を歩くだけでよかった。このためGPSは歩行したルートや距離を記録するためだけの道具であった。

しかし後半の県境尾根歩きでは、尾根の分岐で進行方向を確認するためにはGPSが主役になり、地形図は現在位置を確認する脇役になった。

9 日川浜

このところ運動不足でもあり、久しぶりに常陸の海岸を歩くことにした。あいにくの曇り空である。山歩きではないし、少々の雨なら傘をさして歩くことにした。

鹿島アントラーズのクラブハウス近くにある高松緑地運動公園に駐車した。朝早いので駐車する車はなかった。

ここからが前回の続きとなる。鹿島湾を囲むように工場群ができているため、このあたりの海岸線は歩けない。歩く人もいない、海も見えない工場脇の、自動車がひっきりなしに通る道路を行くので、海岸のそばを歩いている感覚がまるでない。

石碑に出会った。それによると、昭和19年特別攻撃隊櫻花隊が近くの神之池で訓練を行い、その後九州最南端の鹿屋に移り、そこから出撃したという。特攻の発祥の地とある。

傘を地面に突き立ててこの案内板を見ながら、今のイラク戦争に思いを馳せた。

 

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