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さて、どうしたものか。夫と話をした結果、幼稚園に早めにいれるのがよいだろう、ということになった。私は専業主婦なので、保育園を選ぶことができない。幼稚園の学費はなかなかに高かった。当時で月に四万円ほどしたと思う。家計と相談した結果、子供を幼稚園にまず入園させて、その後、私が働くのがいいだろうということになった。
そうなのだが、仕事は腰掛け程度。年齢は30歳を過ぎた。依然不況であった。ならば雇い主としては、短大卒や専門卒の事務や経理のエキスパートの若い女性をとるだろう。
しまった、なにもない。
唖然とするが、認めるしかない。できることは家事と育児。実の父親が病に倒れたので介護のようなものもできなくもない。
ヘルパーさんていうのはどうだろう。家事はできる、介護のようなものにも少し携わっていることだし。
そう思い、学校に少しばかり通い、ヘルパー2級というところからスタートした。
勤め先は、デイサービスだった。ちょうど娘の幼稚園の真後ろにあったのだ。すぐに採用してもらえた。当初想定していた訪問介護ではないので、自宅に赴いてその人の家事等の援助、体に触る身体介護の援助だけすれば良いわけではなかった。
送迎車の運転、入浴、食事、レクリエーション、体操、利用者さんとの交流。座る暇もない。そしていっぺんにそれだけの業務を覚えることはできない。段階というものがある。