【前回記事を読む】2人きりになると「あなたを抱きしめてキスしたい」――職員としての私の覚悟と、一度きりの抱擁から始まった彼の変化クリスマス近くに娘から「プレゼント、Amazonで買えるからURL貼っておく」とLINEが届いたので、母は味気ないなあ、と石油ヒーターにあたりながら「非日常の大切さ」について思いをはせたのだ。だがしかし、「反省」するんじゃなかったな、とすぐ思い返した。拓也さんが「そのク…
[連載]はないろ、きみと
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エッセイ『はないろ、きみと』【第4回】いろは
「抱き締めてキスしたい」から「キスして」になった。利用者とスタッフ、受け流していると彼は後ろからそっと私の頭を撫で…
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エッセイ『はないろ、きみと』【第3回】いろは
2人きりになると「あなたを抱きしめてキスしたい」――職員としての私の覚悟と、一度きりの抱擁から始まった彼の変化
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エッセイ『はないろ、きみと』【第2回】いろは
“もと反社”と言うけれど、実は手先が器用で、繊細な切り絵を作る人だった。私は知っている、彼に惹かれてきた人たちがいることも…
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エッセイ『はないろ、きみと』【新連載】いろは
「障害部門はわがままでさあ」と言う同業者は少なくはない。施設の職員が好むのは「もの分かりがいい」利用者だ。でも、私は…